褥瘡ポケット測定器作製について

2022/5/31

褥瘡は、肉眼的に見える皮膚の損傷部分のみではなくポケットといわれる目視できない損傷部分がある場合があります。

褥瘡ポケット測定器は、ポケット内部から光を照射することで、表皮から光を確認しポケットの大きさを把握しやすくするものです。

今回は、褥瘡ポケット測定器の作製についてご紹介いたします。

下の写真が、完成した褥瘡ポケット測定器です。

衛生面を考慮し、医療用指サックを取り付けた上で損傷部に使用します。

褥瘡ポケット測定器の構造は下記のようになります。

使用した材料は、下記のようになります。

チューブ部分はポリオレフィン樹脂より架橋ポリオレフィン樹脂の方が、より柔軟性がある素材となります。

余談ですが、先端部の光源を1608や2012のLEDチップをレジンなどでコーティングした物にすることで、光の向きを表皮側にすることができ、尚且つφ3以下の褥瘡ポケット測定器も作製可能なのではと考えております。

 

 

 

 

 

 

 

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